先日のホイール組に引き続き、「K5様」のホィールが完成いたしました。
MAVICのEX721ホィールにカスタムペイントを施してあります。
実は、オーナー様の名前と家紋が各アイレットの間に1文字ずつ並んでいるのですが、写真でご覧いただくことが難しいです・・・すいません。(まぁ、これが読めてしまうと「K5様」が誰だかわかってしまうのですが・・・)
で、今回は、前後のハブを「HADLEY」の9mmスルーアクスル&シングルスピードハブ(10mmボルトアクスル)を選び、軽量&高剛性を確保。スポークはWHEELSMITHのDHスポーク(#13~#14のシングルバデッド)+ブラックの真鍮ニップルです。
ついでと言っては何ですが、よくご質問いただく「HADLEY 9mm スルーアクスルハブ(¥19,425)」とは、この様な構造(左から、ワッシャー・スルーシャフト・ナット)になってます。
通常のQRシャフト(外径9mm)のアルミ製アクスルシャフトがハブを貫通する構造になっており、そのまま6mmのヘックスレンチにて締め付けを行います。ナット側には、フォークの爪に引っかかるように突起(写真参照↓)がでているため、片側からの締め付けるだけでしっかりと固定されます。
一般的な、QRシフトによる固定だと、9mm中空シャフト内を貫通している5mmのQRシャフトによる締め付けなので、ストリートライドやダートジャンプなどでの回転系トリックを行った場合の衝撃と捻れによってフォークがこじられてしまうため、フォークのストロークがスムーズに行えず破損する事があります。
このフロントハブは、9mmのシャフトそのものが、フォークのツメ部分を強い面圧で固定するため捻れに対しての剛性が格段に上がりますので、ストリート〜ダートジャンプをもとよりQR用のフォークで下り系のトレイルやDHコースを楽しむ方には、オススメです。
続いて、シングルスピード用のリアハブです。
13mmと9mmのチタン製カセットスペーサーが付属しておりチェーンラインの調整が可能、こちらも10mmのボルトによってアクスルを固定するため、リアバックの剛性アップに貢献してくれます。
スペーサーは、中央部分がバデッド加工されてさらなる軽量化が図られています。