先日の「
Freeridegames反省会」の為に、深夜残業して完成させた新たな当店のデモ車(という名の私物)でございます。
昨年から活躍している、「
ELLSWORTH MOMENT」の性能に何ら不満はなかったのですが、「あるパーツを使いたかった」ために断腸の思いで乗り換えを決意しました。
その「使いたかったパーツを作っている」こともあり、どうせならということで、ROCKSHOX社の創設者でもある、ポールターナー氏率いる
MAVERICKの6.5inch(165mm)トラベルのオールマウンテンバイク「
ML-8]をチョイスいたしました。(あぁ〜長い言い訳・・・)
まずは特徴的なリアサスペンションシステム・・・このフレームのために設計された専用サスペンションと「MONOLINK」と呼ばれる構造は、登坂時のトラクションコントロールを容易にしてくれます。更にリアショック自体をフレーム構造体とすることで軽量化も図っています。
せっかく「MAVERICK」に乗るなら、その「システムインテグレーションの恩恵を感じない手はない!!」ということで、フロントフォークも同社の「
DUC32」というダブルクラウンフォークにしました。ご覧の通りのルックスで6inch(151mm)トラベルながら
3.9lbs(1770g)という恐ろしいスペックを誇ります。右レッグ上部のダイヤル操作により4inch(100mm)トラベルまでストロークダウンする「climbing mode」は、フロントへの加重を増やしてライダーの前後バランスコントロールを軽減してくれます。ステムも固定ボルトの位置を変えることで75・85・95mmの3段階の突き出しが可変できる同社のダイレクトマウントに、フロントハブは「
CHRISKING製MAVERICK用24mmアクスルハブ」にしました。リムは「MAVIC XM823 DISC」というチョイスもあったのですが、登りでの優位性を考え軽量な「MAVIC XM819 DISC」にしました。
ハンドルには、以前から気になっていた「OVAL社」のオーバーサイズカーボンバーにしてみました。ブレーキも信頼&超軽量な「MAGURA MARTA SL」をフレームカラーにあわせて限定の「GOLD VERSION(FRONT180mm/REAR160mm)」にしてみました。ハンドルバーには、「
GARMIN社のGPSmap 60CSx」をマウントしてトレイルデータの収集をしています。シフターはMOMENTに引き続きsram X.O.を使用しています。
クランクセットもMOMENTから引き継いだ「RACEFACE DEUS XCクランク」です。フロントディレーラーはMARVERICK社指定のロード用ディレーラー「SHIMANO FD-7703」を使用しています。
リア回りは、ドライブトレインにSRAMグループをトータルで使用、リアハブはフロントに合わせて「CHRISKING ISO DISC HUB」です。
サドルは、ここ数年お気に入りで使用している「FIZIK」の最新色・・・「
Gobi brown / gold snake」
そして、これが今回の「ELLSWORTH MOMENT引退」の引き金となったパーツ!!
「
MARVERICK SPEEDBALL SEATPOST」でございます。
サドル前下部の見える「レバー」を走行中に引くと、サドルの高さが約8cm低くなります(事務用の椅子をイメージしてください)、この機能により、登りは足を回せる高さで快適に登り、下りセクションでは、自転車を降りてクランプを操作することなくシートを下げる事が出来るようになる上に、激下り等でサドルにおなかをヒットすることが激減します。これは使った人じゃないと解りにくいので、是非ご来店の上お試しください。(2007モデルとしてハンドルバーに取り付けて操作できるリモートキットが発売とのことです。価格納期未定)
MARVERICKに関しての詳細は、
ミズタニ自転車さんのサイトをご覧ください。
この仕様の価格は・・・・・想像にお任せします。
そうそう、ちなみにこのバイクの総重量は、13.1kgでした。