OUTDOOR DEMO IMPRESSION(3)
さてさて、続きましては「INTENSE SPIDER "29」です。
今年のインターバイクは、「CARBON&"29er」が主力商品と開催前から噂されておりました。
INTENSEでは、北米市場にデリバリーを開始しているので新商品とは言えないかも知れませんがINTENSEファンとしましては楽しみにしていました。
基本的にSPIDERのフレーム構成を踏襲しているので、「おっとココが!」的な注目点は見あたらないですね。トップチューブの「29」が主張しております。ホィールサイズの関係でサイズが「18インチ以上」からの生産となるため、オーナーになるためには、最低でも170cmの身長が必要ではないかと思います。
リアショックが「MANITOU」の「SWINGER 3WAY」から「新型SWINGER X3」に変わってます。このユニットは、「SPVバルブをレバーによって可変させられる」ようです、走りながらレバーを回すとリアの踏ん張り感が変わっていくのがわかります。ポンプが無くても微調整が出来るようになったのは嬉しいですね。
試乗車には、29インチバイクの火付け役でもあった「GARY FISHER」にも採用されている「BONTRAGERホィール」と「KENDA CROW XT」がアッセンブルされてました、じわじわと増えては来ているものの「29er」のリムとタイヤは選択肢が少ないので個性を出しにくいですね。
同じくフロントフォークも「29er」用だと、メジャーブランドでは、この「ROCKSHOX REBA」か「MARZOCCHI」の2チョイスがお約束でしょうか?
以前、自分も「SPIDER XVP」を所有していた際に、ココへの泥&落ち葉詰まりが非常に気になりました。「29」だと更にクリアランスが狭い感じなので、日本の雨&泥環境ではあまり太いタイヤチョイスは厳しいかも知れないですね。
インプレッションという仕事以前に、INTENSEファンとして毎年発表されるニューバイクを楽しみにしており、今回もこの「SPIDER 29」と「SOCOM FRO(パイプフレームのM3)」、同社初のロードバイク「FENIX&CARBINE」とチェックをしてみました。
スケジュールの関係で、「29」のみ試乗することが出来ましたが、「もう少し熟成するのを待っても良いかな?」というのが今のところの感想です。
生意気なようですが、セカンドロット以降の「29」に期待したいと思います。