10年前に当店にて納車した「SPECIALIZED S-WORKS M5」のオーバーホール作業が99.9%完了いたしました。
0.1%って何が足らないかって?・・・・・・恥ずかしながらVブレーキのダストカバー(ワイヤーの蛇腹ね)が在庫切れ、月曜には入荷します。
ちなみに、10年間ノーメンテだったわけではございません・・・・
事の発端は、残念ながら事故でありまして、オーナーさんに怪我こそなかったもののフロントフォークとクルマが接触・・・・・アウターレッグがご臨終。
あいにく使っていたフォークが「SID RACE TITANIUM」という超激レアフォークだったので代品が無く・・・・関係各所にて探していただいて年式こそ違いますが「ATENA WHITE」のアウターレッグを入手することができました。
で、事はついでで10年分の垢を落として、次なる10年を走り続けたいというオーナーさんの希望にて残りの部分へも着手することになりました。
クランクもバラして、こびり付いた油と泥汚れをゴシゴシと落とし・・・・・
ボトムブラケットも完全分解・・・・個人的にこのBB(SHIMANO BB-M950)好きでしたね。
ココまで分解できて、ベアリングもボールレースも交換可能、玉当たりの調整も可能っていうオタクなシステム・・・・しかしながら、すぐにBB-M952っていうカートリッジタイプに変わってしまったのですよね。
まぁカートリッジの方が水の浸入もなく、メンテナンスフリーだったので一般的には正常進化なのですが・・・・
リアディレーラーもバラして、洗って、グリスアップです・・・・プーリーは新品に交換。
で、こんな感じに組み付けて・・・・
クランク周りもピッカピカ・・・
シフターもブレーキも綺麗になりました。
レースに使うのでなければ、古いバイクでも日頃のメンテナンス次第でこの位の状態を維持できるのであります。(パーツのグレードにも寄りますけどね〜)
Mさん・・・・・これから10年もこのバイクで楽しんでくださいね。