2006 ROCKSHOX PIKE DUALAIRを作業中
まずはダンパー側を分解洗浄中・・・・わかる人には「!!」っていう状態が写っております。
ただ今オーナー様に確認中
これからエアスプリング側に着工いたします。
オーナー様より連絡をいただき、大破したモーションコントロールダンパーASSYの交換となりました。
ストリートやパークライドにて「モーションコントロール」をロックした状態で使い続けるとオイルの逃げ道が無くなってダンパー本体が破損するそそれがありますので、そのリスクを覚悟した上でお楽しみください。
ということで、ROCKSHOX PIKE DUAL AIR フォークの「具」を並べてみました。
左上から、
ブルーのダイアル:モーションコントロールレバー&GATEノブ
赤い筒:モーションコントロールASSY(その下の小物が破損した部品)
左から2列目
シルバーの筒(上部が黒):リバウンドダンパーASSY・赤いつまみはリバウンドノブ
左から3列目
リバウンドダンパーをインナーチューブに固定しているパーツとOリング
ここまでがフォーク右レッグ内で減衰を発生させている部品です。
続いて、フォーク左レッグのエアースプリング側
左から4列目
シルバーの筒(上部が白):デュアルエアーメインピストン
左から5列目
黒いパックマンみたいな物:トラベル調整用のシムとネガティブエアー側のOリングとフローティングピストン
一番右列
ポジティブエアーバルブとキャップ〜ネガティブ側のキャップとOリング
一応、サンデーメカニックビギナーの方にも解りやすく(本当か?)書いてみました。。。ご参考までにどうぞ
帰国後の組立編に続く・・・・のか?
と書きつつも、本日中に出来るところまで組み付けておきます。
メインピストンのGLIDE RINGやオイルシールも交換です。
エアーを保持するためのOリングもすべて交換・・・
ちなみに↑の上側ピストンにあるOリングが傷んでくると、エアー圧の調整時にネガティブ側のバルブ口にポンプをつないだ瞬間、赤くてドロッとしたオイル「
ROCKSHOX REDRUM」があふれ出てきます。
Oリングが傷んでなくても、エアー室の気密を上げる隔壁を作るためのオイルなので、少しずつポジティブエアー室からネガティブエアー室へと流れていってしまうため、日頃のメンテナンス時にトップキャップ側からオイル量のチェックをしておくと良いと思います。
こんな状態のまま使用していると、ポジティブ室とネガティブ室の気密が保てなくなり、やたらと硬いフォークになったり、トラベルの短いフォークになってしまったりしますのでご注意を。
ちなみに、このフォークを分解した時の「REDRUM」はこんなに汚れてた上、100%ネガティブ室に落ちてしまっていました。
で、組み付け開始、解りづらいですが「REDRUM 6cc」入り
最初に分解清掃済みの、マクスルを取り付けて
ここまで出来上がり・・・・残すは帰国後にオイルを入れて「モーションコントロールASSY」を取り付けて完成です。
Mさま・・・・しばらくお待ちくださいませ。