毎年アウトドアデモ会場となっているのは、ラスベガスから車で40分ほどのボールダーシティというところにある「
BOOTLEG CANYON」という常設のコースです。
普段は有料で走行可能なトレイルですが、インターバイク時は貸し切りとなります。
ラスベガスに旅行される方でご興味と時間がある方は
コチラのバイクショップ(要英語)に問い合わせてみてください。
ちなみに日陰が皆無なのでハイドレーションパックが必須です。
さて、今年のアウトドアデモ1台目は「
SANTACRUZ 5010 CC」です。
6月頃に
SANTACRUZ社のホームページが更新されたときに、「V10/5010/BRONSON」の3車種がカラーチェンジ無くラインナップされました。
27.5インチ化されたV10が発表されたのが、2014年末だったので「V10に関しての変更はリアショックくらいだなぁ」と思い、他の2車種がグラフィックも変わらないのは「9月のEUROBIKE時に、NOMADやV10と同じピボット位置を持つ最新のVPPに刷新されるのでは?」と我ながらかなり深読みをしていたのですが、まさにビンゴ!!でした。
以前のモデルのフレーム側ロワーピボットはBBの下部に位置していたのに対して、BB上部にピボット位置を変更しています。
これにより、短いリアセンターと低いBBハイトが可能になり、軽い漕ぎだし&加速とクイックなターン
、そして高速時の安定感が更にアップしました。
27.5インチホィールのスポークを左右均等に張れるようにするために、エンド幅は最新の148mmに変更されています。
この規格を採用したフレームだと、残念ながら135mmから142mmに変わったときのようにハブボディーはそのままでアクスルだけの交換では、完璧に対応することは難しそうですね。
ちなみにこのデモ車は「
INDUSTRY-NINE TORCH BOOST148」ハブが使われていました。
昨今のフレーム規格再編はいつになったら落ち着くのか?
我々ショップにとっても非常に気になるところであります。
試乗コースを数周して大満足!「5010」を返却しに行った際に、ブースをチェックしてみたらちょうど「BRONSON」が戻ってきたところで、「こっちに乗ってみたいんだけど〜」と聞いたらナイスタイミングで「OK!リアタイヤ交換するからちょっと待ってろ!」とのこと。
ラッキーです!
ということで、あっさりSANTACRUZの130mmと160mmトラベルのニュートレイルバイクを連チャンで乗ることができました。
「
2016 BRONSON CC」鮮やかなピンクにイエローのロゴが、砂漠の太陽に映えますね〜
こちらもピボット位置が変更になっています。
予算が許すなら、カスタムグラフィックでフォークとカーボンホィールをコーディネートされたコンプリートキットでの購入をお勧めします!・・・いやぁ〜カッチョイイ〜!!
「
私の私情車NOMAD」も同様ですが、最近のSANTACRUZのトレイル系バイクは、寝かせたヘッドに立ち気味のシートチューブに低いBBで、ペダリングと下りの安定感を狙っています。
この2車種も、基本的な乗車ポジションは一緒で、サスペンションの性能で走れるフィールドと速度域が変わってくる感じですね。
里山トレイルやガイドツアーをメインに楽しむなら「5010」、更にENSやゲレンデDHも楽しんじゃいたい方には「BRONSON」という感じで選ぶとよいのでは無いでしょうか?
個人的には「BRONSON」をお勧めしますね、乱暴ですが「大は小を兼ねる」的な感じですね。
文章に出来ない部分も多いので、気になる方は帰国後にご来店くださいませ・・・諸々お話しさせていただきます。
2015のアウトドアデモは、そんなSANTACRUZ兄弟車から始まりました。
つづく・・・